こんにちは!pagyです。

試験で英文作成があるけど、学習方法がわかりません。
こんな疑問に答えていきます。
学校ではなかなか教えてくれないライティングの勉強。
でも正しい勉強の仕方を身につければ誰でもライティング力は磨けます。
・TOEIC865点、英検1級取得
・専門商社で海外企業と取引しています

勉強していて特におっくうだったのが、英文作成の勉強でした。
はじめてライティングの勉強をすると、正しい勉強方法が分からず後回しにしてしまいがちです。
・英文作成の勉強はなぜめんどうなのか
・正しい勉強法は?模範解答を何度もマネする作業でOK
英文作成(ライティング)が課される試験とは?
- 英検
- 大学受験(英文科や国際系学科)
- TOEFL, IELTS
- 外務省試験
日本で受けられる主な試験で英文作成が課されているのは他にもたくさんあります。
そして、受験者が多いのは英検や大学受験ではないでしょうか。
試験のライティングは結構むずかしい
高校までの英語学習でライティングをしっかり教えてくれることはないですから、どう勉強していいのか分かりませんよね。
特に、英検は準2級からライティングが課され、普段からアウトプットの機会がないと対処法に悩むかと思います。
例えば、準2級ではこんな課題が出ます。回答は50-60単語程度。
英語の質問に対して、英語で答えます。
出典:ESL club
結構ムズい!
ちなみに準1級だとこんなレベル。回答は120-150単語程度。
出典:ESL club
難しいですね〜 ^^;
英文作成の勉強はなぜめんどうなのか
・正解がひとつではないから
・まちがえを確認するのがめんどう
英文作成の学習ポイントは、文章の論理構成力を磨き、英文作成力を磨くことですが、
勉強の仕方もよく分からないからつい後回しにしがちです。
一日30分でいいから必ず一題は解けるように英作文の勉強時間にあてましょう!
なんて言われたことがありますけど、自分で書いた英文が合っているのか分かりにくいし、私は勉強していて面白くありませんでした。
理由①:答えが分からない|正解がひとつではない
文章って同じ意味でも色々な言い回しができますよね。
日本語も英語も同じで、同じ意味で色々な言い回しができてしまいます。
だから、英作文の参考書に載っている答えを見てもこれ以外にも言い方があるんじゃないかと思ってしまいがちです。
つまり、模範解答だけが答えじゃないだろ!と思ってしまうんですね。
例えば、日本語で
「学生が新聞を読むべき理由は3つある」という文も「3つの理由から学生は新聞を読むべきだ」という文も意味は同じですよね(ニュアンスとか主張の強弱はちがいますが)。
英語に直すと、
「There are three reasons why students should read newspapers」という文にもなりますし、「Students should read newspapers for three reasons I’m considering」という文にもなります。
これ、先の英検準一級の質問の書き出しにするならどちらでもOKです。
こんなふうに勉強していて模範回答以外の答えも正解になる可能性があります。
混乱しませんか?
「模範解答にはないけど、私が書いた英文あっているんじゃないか?」と思ってしまったりします。
新しい問題を毎日解くような勉強をしていると、こういう混乱状態に悪循環に陥ってしまい、ライティングは上達しません。
それに勉強していても面白くありません。
理由②:なぜ間違えたかを分析するのがめんどう
これは比較的より多くの人にあてはまるかもしれませんが、添削された後、それで満足してしまうことがよくあります。
私はそうです。チェックポイントが多いからなんで間違えたのかを分析するのが面倒なんです。
文法、単語、スペルミスなどいちいち模範解答と照らし合わせるのが面倒!
添削されて、「そっかー、そうだよな。その表現の方が適切だよなー、その正しい文法知ってたのにー!」
それで終了。という感じです。
例えば、
「The document have been shared from you to us.」という文を私が作るとします。
それが添削されて、
「The document which you shared with us.」に直されました。
つまり、shareは、S share 0 with someoneという形が一般的だということです。
「ふ〜ん、そういえばそうだったな〜。」
それで終わり。
こういったミスや誤りは”言われれば分かった”と理解したつもりになってしまいますが、この作業を繰り返していてもライティングは上達しません。
かといって、
間違えたことをもっと反省すべき!
という精神論的な話でもありません。
ライティングの勉強は、毎回新しい問題を解き、模範解答と比較するという作業ではなく、
表現の型をひたすら繰り返し、その表現のレパートリー(種類)を増やす作業をすることでライティング力は向上します。
解決策:模範解答をひたすら書き起こす|オリジナリティはいらない
いろんな言い回しのことや自分が作ったオリジナルの英文の間違いなのかなんて、
基礎的なライティングを身につける場合は、考える必要はありません。
ひたすら模範回答をコピーできるように反復することを心がけましょう。
子供が毎日同じ絵本やDVDを観たりしていると、その日本語を覚えてしまうのと一緒です。
何度も口ずさんだり、紙に書き起こすことで、言葉の表現力が豊かになり、比例してライティング力も向上します。
英作文の勉強とは、こういう勉強法、作業法なのだと考え方を改めましょう。
そうするとうまくいきます。
もしどうしても自分で思い付いた英文が合っているかを確認したい場合は、誰かに添削してもらいましょう。
ただし、一度添削してもらったその模範英文をひたすら覚える作業を行いましょう。
例えば、上で挙げた「There are three reasons why students should read newspapers」が模範回答なら、
翌日同じ課題に取り組み、一言一句同じ表現ができているか確認するようにします。
自分でどんな英文を作るかなんて1ミリも悩みません。もう機械的な作業です。
そして、また同じ表現が2日後もできるか、来週もできるか、来月もできるか、と何度も確認作業を行うだけです。他の言い回しなんて気にしません。
そうすると模範解答の表現が自然と自分のライティングスタイルに定着し、成果が出るようになります。
そうやって表現の数を増やしていけば、対応できる問題の数が増えていき得点につながります。
まとめ
私が卒業したフツーの公立高校ではライティングの勉強法を教えてくれませんでした。
宿題で作った英作文をここが間違っている、これが正解。
はい、おしまい。
これでは、ライティング力は改善されません。
何度も繰り返すアウトプットの場を持つことが重要です。
例えば、添削してもらう、できれば早めにフィードバック(模範解答)がもらえる方がいいですよね。
そしてそのフィードバックをもらったら、その表現方法を何度も自分で使うことが重要です。
予算があればオンラインの英語添削や英語添削チャットサービスを使って英文作成の学習リズムを作ってみるのもいいと思います。
知り合いに英文作成をうまく教えられる方がいれば、積極的に添削と解説をお願いすべきですね。
それではみなさん英語の勉強がんばりましょう!
以上。
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